NessumアライアンスがEnlit 2025にて初のBroadband over Power Line(BPL)製品プラグフェストを開催

このイベントでは、IEEE1901ベースのBroadband over Power Line(BPL)技術の相互運用性が披露され、3大陸6か国から以下の主要OEM企業が参加します。
- ECOLINQX(米国)
- GE Vernova(フランス)
- GigaFast(台湾)
- Helvetia(日本)
- Power Plus Communication AG(ドイツ)
- Teldat(スペイン)
各社は、PanasonicのMAC/PHY IPを活用したNessum対応製品を用い、統合された電力線ネットワーク上でユーザーデータをリアルタイムかつシームレスに交換する様子を実演します。中・低圧ネットワーク間での相互運用性とスマートグリッドの次世代アプリケーションへの対応力を示します。
Nessum Alliance会長・荒巻道昌氏は次のように述べています:
「BPLは長年、スマートグリッド通信の有力な手段とされてきましたが、標準化と相互運用性の課題が普及を妨げてきました。Nessum AllianceはIEEE 1901の国際標準を推進することでこれらの課題に取り組み、今回のEnlit 2025での初のプラグフェストという節目を迎えることができました。」
🔌 スマートグリッドに向けた統一接続性
このプラグフェストでは、以下のような重要アプリケーションに対応するブロードバンドネットワーク上でのデバイス接続を実証します:
- 高度計測インフラ(AMI)
- SCADA(監視制御・データ収集)
- 高帯域サービス(ビデオなど)
📈 Nessum技術の利点
- ナローバンドPLCの高速化
- 双方向・適応変調によるスループット向上
- 低消費電力で通信距離を拡張
- 長距離・高減衰区間への対応
- 柔軟な周波数利用によるスケーラブルな展開
参加企業は、Nessumの電力線通信技術をスマートグリッドの将来を支える重要な基盤と位置づけています。