Nessumは、有線・無線や水中などのさまざまな通信媒体で、長距離有線通信や近距離高速無線通信を実現するための技術です。
"nessum"およびそのロゴは、パナソニック ホールディングス株式会社の日本、その他の国における登録商標または商標登録出願中です。
2006年に家庭用の部屋間の映像伝送を目的につくられた高速電力線通信HD-PLCは近年、電力線に限らず、各種通信線(ツイストペア線、同軸ケーブル、他)などあらゆる線で活用できることからビルや工場のIoT化に採用が広がりました。さらにはアンテナをつけることで、近距離高速無線技術として、スマートファクトリー、海中・水中IoT通信での活用が始まっています。このような技術の進化とともに、当初の目論見を超えた領域で活用され始め、もはやPLC、電力線通信という名称と実態とが合わないケースが増えてきた状況を勘案し、当時IEEE P1901c(通称 Any Media通信規格)のドラフト承認がなされたことをきっかけに、2023年10月、名称をNessumに変更し、さらに新たな挑戦へと取り組みを開始いたしました。
特定の由来はありません。次世代通信技術としてグローバルに親しまれるよう、名前の響き、発音のしやすさなどに配慮した名称として策定された造語です。
Nessumは有線と無線の両方に対応した通信技術であることから、そのロゴマーク(図形商標)は有線をイメージしたライン(実線)と、無線をイメージしたドット(点線)が組み合わさったデザインになっています。
Nessumは、くらしを支える通信規格インフラとして、「IoT 社会のスキマをうめる」ことに強みを持っています。様々な技術を繋ぎながら、確実にお役立ちするイメージを表現するため、中性色であり、かつ信頼性を感じさせる落ち着いた紫色を基調としました。
Nessumは有線と無線の両方に対応した通信技術です。ロゴマークでは、そのうちの有線を実線として、また無線を点線として表現しています。メインのロゴマークでは、上部のラインではHD-PLCの頃から活躍する電力線を、下部の実線&点線ではこれからNessumがさらなるお役立ちを実現する有線および無線のハイブリッドを表現しています。
「HD-PLC」とは元々「High Definition Power Line Communication」の頭文字をとった名称です。HD-PLC技術が開発された当時、HD画質の動画データを電力配線経由で伝送できる通信技術として、パナソニック ホールディングス株式会社(当時、パナソニック株式会社)から発表されました。現在では動画データのみならず、産業用データ、センシングデータなど、広い分野の様々なデータ通信にHD-PLCは応用されています。
HD-PLCは、2023年9月に「Nessum」と名称変更されました。(別項「旧HD-PLCからNessumに名称変更した理由は何ですか?」をご参照の事)
HD-PLCおよびHD-PLCマークは、パナソニック ホールディングス株式会社の日本、その他の国における登録商標または商標です。 [’23/09更新]
PLC(Power Line Communication=電力線通信)はご家庭で使用されている電気配線に情報の信号を乗せて送る通信技術です。PLCには一般に「低速PLC」とよばれるものと「高速PLC」と呼ばれるものがある。以前より周波数帯域450KHz以下を利用するPLC応用が普及していたが、2000年代になると、2~30MHzの帯域を通信に利用できるようになり、数メガ~100メガバイトほどの通信が可能なことから高速PLCと呼ばれるようになり、従来からの450KHz以下の帯域を利用するものは低速PLCと呼んで区別して扱われれるようになった。高速PLCは別名「BPL」(=Broadband PowerLine)と呼ばれることもある。 [’25/03更新]
HD-PLCは、既にご家庭にある電気配線とコンセントを利用して、高速宅内LANを実現します。新たに、LANケーブルを張り巡らす必要もなく、また、無線LANのように複雑なセキュリティ設定なしに、簡単で安全なネットワーク環境が構築できます。
Wavelet OFDM技術を採用することで、通信に必要なキャリアを任意の周波数で出力したりカットしたり出来ますので、各国の周波数使用規制に適時に対応できます。
また、キャリアの使用効率が良いため、回路が小型化出来、低消費電力で通信が出来る地球環境に配慮した通信方式です。
無線LANの場合、下記のような傾向があります。
PLCアダプターは、無線をご使用になれない環境でも追加の配線が不要で、暗号設定も簡単なため、大変便利です。
[’23/09更新]
インターネットモデムやルーターとPLCアダプターをLANケーブルで接続していただくことで、インターネットをご使用いただけます。インターネットをご利用になる場合、別途インターネットサービスプロバイダーとの契約が必要です。
[’22/05更新]
電力会社への手続きは不要です。
通信に電力線を使う点は同じですが、「エコーネット」(※1)は500KHz以下の周波数帯を使った低速通信であるのに対し、HD-PLCは、2~28MHzの周波数帯を使う高速通信です。
※1 「エコーネット」:「エコーネットコンソーシアム」が提唱している通信規格
[’22/05更新]
2021年6月の国内法改正(令和3年総務省令第65号、 同告示第210~213号 )により、HD-PLCの利用範囲は、従来200Vまでの単相交流のみであったものが、600Vまでの単相及び三相交流でも可能となり、ビル管理、工場内、水中・地中、またスタジアム施設などそのユースケースは飛躍的に広がるものと期待されています。 (出典:総務省電波利用環境委員会報告書)
[’22/05更新]
当会は2007年9月、任意団体として当時「HD-PLCアライアンス」との旧名称にて設立されました。
2023年10月、名称を現在の「Nessumアライアンス」に変更いたしました。
当会事務局の所在地:福岡県福岡市博多区美野島4丁目1-62 Nessum検証ハウス内
(各種お問い合わせはこちら)
当会は任意団体として運営しており、会社組織ではなく本社は存在せず、上記の事務局が各種運営や手続き等をつかさどっています。 [’23/10更新]
入会申込はこちら 。
当会の会員資格については「会員特典・会規約」ページを参照のこと。まだ同ページから当会規約をご参照のこと(会規約第4条)
当会の年会費は以下の通り。
・推進会員グループ(関連会社を含む): 1グループ 50万円/年
(但し、運営委員が選出された推進会員グループは100万円/年)
・一般会員グループ(同上)): 1グループ 30万円/年
・スタートアップ会員グループ(同上): 1グループ 0円/年(※1)
・賛助会員グループ(同上): 1グループ 0円/年(※2)
詳しくは「会員特典・会規約」ページを参照のこと。まだ同ページから当会規約をご参照のこと(同規約第14条)。入会申込はこちら 。
※1:スタートアップ会員:年会費無料。但し企業規模や継続可能年数など資格条件に制限あり。詳しくは上記「会員特典・会規約」ページから当会規約をご参照のこと
※2:賛助会員は、入会年度のみ会費無料の特典あり。次年度以降は有料会員への移行(または退会)が条件。詳しくは上記「会員特典・会規約」ページから当会規約をご参照のこと
[’25/03更新]
「会員特典・会規約」ページをご参照ください。
会員特典、または会員種別ごとの特典の違いは、同ページの「会員種別および各特典」の表に概略がまとめられていますのでご参照ください。
当会規約の内容については、同ページから閲覧いただけます。 [’23/02更新]