Nessumアライアンス(旧名称:HD-PLCアライアンス)は、国際標準規格 IEEE1901に準拠したHD-PLC(旧名称)通信機器間の互換認証機関としての役割、また、これらの普及活動及び技術進化に伴う国際標準化活動を主軸とし2007年9月に任意団体として設立されました。
昨今の社会環境は、働き方の多様化や高い労働生産性を目指すDX(デジタルトランスフォーメーション)化、加えて地球環境重視のGX(グリーントランスフォーメーション)化の取り組みが、各業界で加速しユビキタス社会において従来の「IT」化から「IoTファースト」へと更に深堀され、あらゆる物がネット環境につながることが求められています。
そうした社会変化の中で私共は、「あらゆる人や物が結びつく社会」そして「人に優しい」ネットワークを、誰でも簡単に構築できる環境の実現に向けて取り組んでおり、その成果は、国内およびグローバル市場に於いてセキュリティカメラやスマートホーム、EMSなどの空調、街路照明制御はもとより、集合住宅、商業施設、文化財施設、工場、建設現場、畜産/農業、スマートグリッド(スマートメーター)、社会交通インフラなどへのIoT通信手段として着実に普及拡大しております。
更に、今後益々多様化する市場ニーズにお応えするため、 これまでの電力線、同軸線、専用線を利用した高速デジタル化や既存線を流用した省線化、通信の長距離化によるお役立ちを進化させると共に、従来の変復調方式を利用した微弱無線による近距離無線(水中通信を含む)領域を新たに加え、これらを統合したNessum通信方式(旧HD-PLC通信方式を改称)として幅広く展開することでIoT社会に貢献してまいります。
有線/無線(Any Media)の多様な顧客ニーズに対応できるNessum通信方式で「顧客の夢と希望を叶える」
新たなステージに進むNessumアライアンスにご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。
世界的に急速なブロードバンド環境の普及を背景に、映像サービス、IP⾳声通信サービス、IoT データ通信サービスなど、今後益々拡⼤していくことが予測されています。また、それに伴った家電/ビジネス情報機器/IoT関連機器において簡単にネットワーク構築ができる通信手段が期待されています。
このような背景の下、Nessumアライアンス(旧HD-PLCアライアンス)は、国際標準規格 IEEE 1901で採用されたWavelet OFDM 変復調方式を基礎技術と位置付けし、有線・無線を利用した通信媒体(Any media)間を「簡単接続、高速デジタル通信、長距離通信」等で可能とするNessum(旧HD-PLC)通信方式の普及拡大を図ると共に、同方式に準拠したネットワーク機器間の通信互換環境づくりや国際標準化活動を推進することにより、人にやさしく豊かなIoT社会の創造に向けて貢献することを設立趣意としています。