次世代HD-PLC™ 技術がTTC標準(JJ-300.20)として認定

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会員プレスリリース:パナソニック株式会社

IoT向け有線通信の基盤技術へ
次世代HD-PLC™ 技術がTTC標準(JJ-300.20)として認定

 

パナソニック株式会社は、一般社団法人情報通信技術委員会(略称 TTC)の定めるTTC標準JJ-300.20の第1.1版に当社が提唱する次世代HD-PLC技術の仕様を追加致しました。そして、この度、2022年2月に開催された同委員会の標準化会議において、本標準が第2版として改定されることが可決されました。本標準は、国内のIoTネットワーク向け有線通信プロトコルの一つとして、HD-PLCの物理層(PHY)及びメディアアクセス層(MAC)における仕様を規定するものとなります。

次世代HD-PLC技術は、通信の高速化と長距離化を切り替える機能を持つスケーラブルな通信を特長としています。2 MHz~28 MHzの周波数帯域を使用する標準モードをベースに、高速化においては帯域を2段階(2倍・4倍)に拡張することで最大1 Gbpsの通信速度を実現します。その一方で、長距離化においては帯域を2段階(1/2倍・1/4倍)に縮小することで最大約2倍の通信距離をも実現しています。さらに本機能に加え、電力線に限らず同軸線や制御線などのさまざまなメタル線を活用できることから、ビル・工場のエネルギーマネジメントや高精細な映像伝送などの多様なIoTアプリケーションへ柔軟に対応することが可能です。

本技術は、2019年に国際標準規格IEEE 1901aとして認定され、2020年にはIEEE 1901-2010と統合される形でIEEE 1901-2020として規格化されました。この度、同技術がIoTネットワーク向け有線通信プロトコルの一つとして国内標準にも認定されたことを受け、国内におけるHD-PLC対応機器の普及拡大に向けた取り組みを加速していきます。

当社は、既に本標準に準拠した半導体IPコアのライセンス供与を開始しており、複数の半導体メーカーと2022年度中のLSIリリースに向けた準備を進めています。また、HD-PLCアライアンスなどの団体を通じて、本標準およびIEEE 1901規格に準拠する機器間の相互接続性の確保に努めるとともに、住空間から社会インフラまでの幅広い分野でのIoT化によるDX/GXの推進に貢献していきます。




詳細は、パナソニック株式会社ホームページをご覧ください。

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